建築条件付き土地に建築家と家を建てると。

土地購入に至るプロセスから家が建つまでを記録します。

中古戸建てをリノベーション予定で探している方へ。

どうも、ばななです。

ブログを始めてからなのかスマホっ首になり

常に気持ち悪さを感じているのでヨガでも始めようと思います。



さて、今回は少し脱線して中古戸建てをリノベーション予定で探している方へためになる条件を書いていこうと思います。


私は前回の内見の前に建築家3名に“リノベ向き戸建て”の条件を聞いておきました。

さらには後日相談に行った建築家の事務所で

『こりゃ中古戸建てリノベに夢は持てない。』

と思い、新築戸建てへと切り替えざる得ない話も聞きました。


まずはリノベーション(間取りを変える)場合に必要な条件を伝えますね。


①確認申請書、検査済み書があるもの

②在来工法であること


〈注意する点〉

・現在の法律で違法建築になっていないか

・耐震基準を満たしているか

・築20年以上の物件は↑を満たしていないと住宅ローン減税は使えない

・2000年以前の建物だと基礎はコンクリートで固められていない(気になる方は注意)

・建売でない方が安心


まず条件①について。

必ずこれがあるかどうか確認して欲しいと念を押されました。

この書類がないと間取りを変えることが難しいらしい。

②については壁で支えているような2×4だと支えとなる壁を取り払うような間取り替えは不可能。

また、メーカーのクローズド工法はそのメーカー以外は間取り替え不可らしい。


そして注意する点について。

これは主に住宅ローンが通るかどうかと

耐震について気になる方へのアドバイスです。

付け加えて再建築不可物件もご存知の通りローンは難しいです。

地銀なら通ることもあるらしいが金利が3%くらいと言われました。

それと何故建売でない方が安心なのかは

建築家曰く短期間で造られているから構造が雑なものが多いらしい。


私たちはこのアドバイスを聞き、いくつかの不動産屋にこの要望で物件を探して欲しいと頼みました。

ですがこんな面倒な条件の客はお払い箱のようなもの。

3ヶ月と短い期間ですが4社くらい依頼して未だに連絡が来ません。


少し絶望しつつも、その頃は建築家もまだ決めていなかったので

リノベーション事例で良いと思った事務所に相談しに行ってみることに。

そこで私が気に入っているリノベについて詳細を伺ってみた。

建築家「この中古戸建てはもともと建て直しの予定で買われたものだったんだよ。

けれど、もともと建築家が建てたものらしく趣もあって書類も揃っていたしリノベーションにしようとなったんだ。」

私「そうなんですね。リノベーションとなったらやはり費用は抑えられたんですか?」

建築家「いや、新築とほぼ変わらず3000万はかかったよ。」



私&夫「えっ?!」


建築家「リノベーションというのは本当に工期と予算がみえないんだよ。さらにあなたが憧れているような古民家リノベなんかは

断熱材がほとんどはいってないものだから、それも入れなきゃいけないし状態を確認しながら残すものは残して取り壊していかなきゃいけないから

慎重さが求められるでしょ。これがけっこう工期が長くなる理由の一つかな。後期が伸びると言うことは人件費も増える。

だから新築と変わらないような予算になることも多い。」

私『ま…まじか…予算を抑えたくてリノベがいいと思ったのに…。』

建築家「あとよく施工事例にある鎌倉とかの古民家リノベなんかは趣を残すためあまりいじらずにリノベーションするから

けっこう寒かったりする。施主も別荘という考えからかその辺は気にしていない人が多いけど。」

耐震基準について聞いてみたら

「ちゃんとした工務店が建てたものなら2000年以前でも大丈夫だとは思うけど…基礎は直せないしこれは施主の判断によるね。ただ、基礎の表面にクラックが入っているものや川の近くなんかは地盤が緩いから避けたほうがいいよ。

とのこと。



リスクあり過ぎでしょ。


耐震基準を気にして2000年以降の中古戸建てを探してみても

値段は全然安くないし外観も今の建売のデザインが劣化しているようなもの。



私&夫「新築にするか。。」


こうして私たちは注文住宅という道へ歩み始めたのであった。


次回、早くも土地が決まる?!の巻。